覚悟

フィールドに初めて自分の銃をもって入る。

1年に100近くの登山をする私

熊🐻がでるといわれる登山道も平気で1人で歩く。だって 鈴があれば、ラジオがあれば怖くない。

 

しかし、狩猟の山歩きは違った。

息をころして静かに素早く進む。

少しの変化も見逃さず、足跡や匂いをたどる。

初日は半日で終了。

帰って玄関でうずくまる。

精神的にも肉体的にも披露困憊。

一晩寝て 気がつく。

私は本当に狩猟をやりたいのか。

これは 覚悟が必要。

生き物に銃口を向け、命を絶たせる。

あちらも もちろん本気。

楽しいゲームではないのだ。

師匠と一緒に行動するということはそうゆうこと。

 

そして 覚悟をきめる。

この先、自分の心は揺るがないこと。

一時の感情で可哀想や怖いの言葉を使ったり行動したりしないこと。

 

初日の収穫は 覚悟であった。

師匠との出会い

パート2 

働きながら狩猟。

たしかに難しい。

 

まずは勉強をしよう

 

狩猟者対象の民間が行っている講演会や体験会を検索。

試しに 参加。

参加してよかった。

世界は広かった。

こんなにも若い世代が狩猟にジビエに、自然保護に興味関心をもっているなんて。

 

私の落ち込んでいた気持ちは

すこしずつ前向きになる。

 

そこで 運命的な出会いをすることになる。

それが 今の私の師匠。

 

師匠の話はまたいずれ。

 

師匠に教えてもらえないか依頼したときは

正直 1度くらいなら…。と思っているだろうと。

 

それでも、どうしても習いたいと

半ば強引に聞いた アドレスに

長い長いお願いの文章を書いて送った。

返事がこないのも覚悟の上で。

 

1週後 快く承諾していただいたメールが届く。

嬉しくて 嬉しくて。

 

これが 師匠と繋がた話。

狩猟期間1年目を振り返る。

狩猟1年目が無事終了。

振り返ると実りある1年目になった。

◎目標としていたフィールドにでること

◎一通り行い獲物をとり 捌いて食べる。

簡単な目標を立てたつもりであったが

実現するまでとても大変であった。

 

まず、正直 誰も教えてくれない。

猟友会に入っても猟場を簡単に教えてくれるなんて人はいない。

お願いしても「駆除隊に入っているから時間がないんだ」とか「そのうちな」と頭から相手にしてくれない 

猟友会の会費 8万円 (笑

自分一人で山に入って勝手に撃ってみろと。

そうですよね。

猟友会に入ったら 新人対象の研修とかがあって

それで覚えよう。なんて考えは甘かった。

研修?世話役?←ないです。一切。

銃砲店で聞いても「誰か声かけて行くしかないんだよ」と。

猟友会に入るまでは「猟友会に入ったらみんないるから」みたいなこと言っていたのに入会したら「はい 後は自分でね」って。

じゃあ 駆除隊に入ろう。なんと、高齢化のため1年目でも申し込めると市から書類がおくられてきた。喜んで早速提出。

数日後、駆除隊員の長から電話。

「働いている方は入れません」←絶対に毎回来てもらわなくちゃならないから。

 

多分、市から 平等に声かけてくださいっていわれているから 仕方なく送付したのだろう。

 

この時代に 働いていない人はかなり高齢な方々かと。

これじゃあ、人が育たないわけだ。

駆除隊は お金がでるらしく 人数も限られているらしい。しかし、他の地域では1年目でも働いていても入っていると聞いていた。うらやましかった。それにこれじゃあ、何年たっても駆除隊にはいれない。

 

少しずつ 私の中に 自分の猟友会に対して

不信感が生まれ始める。

パート2に続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィールドにでる

フィールドに出て4回目。

未だ、狩猟できず。

それでも6発ほどそとで撃った。

生き物に銃口をむけるのは緊張するものだ。


まだ、何もかもが新鮮。

楽しが疲れる。

 

1つ、残念なのは

今教えてもらっているところが

自分の生活から少し離れた場所でること。

地元はあまりウエルカムじゃないらしい。

まぁ、焦らずにやろう。

まずは技術を磨く。

知識をつける。

これが 楽しい。

味わいながら楽しもう。

 

有害鳥獣現状を探る ツキノワグマとイノシシ編 山間地域の有害鳥獣対策から 見えるもの考えること


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忘年会 気分で 友達と参加

軽い気持ちで参加したが本格的な猟の話

実際の罠を仕掛ける現場の視察f:id:matagimusume:20231112191244j:image

モニター管理による生息域の現状を知る。

1日目は何とも考えさせられる 学びとなった


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2日目は取ったけものをなめし 作業体験

これもまたまた面白かった


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少しグロテスクな映像が見てるので

デリケートな方はこの先はよまないでください

 

命をいただく

人と共存できる山を守る


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それもそんな生半可な気持ちではできない

分かっているが

気を飲むような場面がたくさんあり

その都度

自分は本当に関わりたいのか

できるのか…。

自問自答しながら 学び 進める 1泊2日。


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最後に イノシシの皮でお土産を造り、

ニコニコしながら仲間と車に乗り込んだ。

 

平和あること

仲間がいること

新しい出会いがあること

全てに感謝