ナイフを使う

解体処理場に到着し

師匠に買ってもらったホットコーヒーをすする。

思った以上に身体が冷えていたことに気がついて何故か笑う。

装備を整えていよいよ解体。

さっきまで生きていた。

まだ 温かい。

吊るして 重さを測る 27キロ

思った以上に大きかった。

その後 師匠が解体。

一部 手伝わせてもらう。

怖さや恐ろしさという感情は湧かず。

淡々と作業する。

一通り 解体に約2時間 

 

刺激的な1日であった。

そして 私はなんて幸せものなんだろうと

改めて 師匠や仲間に出会えたことに感謝した。

 

ジビエの勉強会で

解体の仕方は一度体験したことがあったがそのときは鹿の解体だった。しかも下処理をした状態。

毛皮や内蔵は抜かれいた。

 

もちろん 今回はフルセット。

しかも イノシシ

毛皮はどうするんだろう

内蔵はどうするんだろう

骨や肉はどんな風に切り分けるんだろう

すべての疑問は この1回ですべて解決した。

 

百聞は一見に如かず。

 

そして、狩猟免許を取ったときにお祝いにいただいたナイフを初めて使う。

さすが、猟師が選んだナイフは切れ味が違った。

初めての獲物の解体はこれで終了。

 

吹雪の中 師匠にお礼をいって 帰路に着いた。